元NBAスター、トニー・パーカーが『ル・マン24時間バーチャル』のスターターに決定

 6月10日、ACOフランス西部自動車クラブは、6月13~14日に開催される『ル・マン24時間バーチャル』のスターターにNBAアメリカ・プロバスケットボールリーグの元スタープレーヤーであるトニー・パーカーを指名したと発表した。

 2020年に初めて開催されることになったル・マン24時間バーチャルは、レーシングシミュレーター『rFactor 2』のプラットフォームを使用して行われる世界最大級のオンライン耐久eレースだ。
 
 レースにはLMP2とGTEの2クラスから計50台がエントリーしており、200名を数えるドライバーにはWEC世界耐久選手権の常連をはじめ、プロのシムレーサーや、マックス・フェルスタッペン、ピエール・ガスリー、ランド・ノリスといった現役F1ドライバー、また元F1王者のフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンも参加ドライバーリストに名を連ねている。

 そんな超豪華ドライバー陣が集う“夢のレース”のスターターに、元NBAスター選手で2019年に現役を退いたパーカーが指名された。NBAオールスターに6回選出され、4度のNBAチャンピオンとなった元フランス代表キャプテンはモータースポーツの愛好家であり、昨年開催された第87回ル・マン24時間でサルト・サーキットに姿を見せたVIPのひとりだ。
 
 そんなパーカーの指名についてACOは「彼は世界中で活躍している。また、コミニュティ・スピリットと慈善活動でよく知られる人物として、この役割を果たすのに最適な人材である」としている。

 映えあるル・マン24時間バーチャル初代スターターに選ばれたパーカーは、スタードライバーたちに対してエンジンの始動を呼びかけ、その後フランス国旗を振って初の試みとなるユニークなバーチャルレースの開始を知らせることになる。

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