調査開始以降で最低  三重県内の景気調査

財務省津財務事務所が行った景気予測調査によりますと、今年4月から6月にかけての三重県内企業の景況判断は、新型コロナウイルスの影響で調査開始以降で最低となりました。

津財務事務所が、資本金1000万円以上の県内企業143社を対象に調査を行ったものです。

調査結果によりますと、今月までの3カ月間の景気について「上昇」と答えた企業の割合から「下降」と答えた企業の割合を引いた景況感を示す指数BSIはマイナス59.3で、調査を開始した2004年以降最も低い値となりました。

特に資本金10億円未満の中堅企業や1億円未満の中小企業で、「下降」の幅が大きくなっています。

津財務事務所では、新型コロナウイルスの感染拡大により外出自粛による客足の減少のほか、メーカーの休業などにより生産活動が抑制されていることなどが影響したとみています。

今後の見通しについては、「不明」または「不変」と答えた企業が増え、先行きの不透明感が表れた結果となっています。

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