デビュー前から人気車種になる予感しかなかった!? 遂に発売されたダイハツ軽SUV“タフト”を徹底解説!

ダイハツ 新型タフト ボディカラー:レイクブルーメタリック

まだまだ伸びしろのありそうな軽のクロスオーバーSUVというジャンル

ダイハツ 新型タフト ボディカラー:ブライトシルバーメタリック

昨今は新車として売られるクルマの37%前後を軽自動車が占める。しかも軽乗用車の80%以上は、全高が1600mmを超える背の高い車種だ。またいっぽうで乗用車全般の状況を見てみると、SUVカテゴリーの人気が上昇中だ。乗用車(新車)総販売台数の15%前後を占めるほどに成長している。

ダイハツ ムーヴ

そんな中2020年6月10日、背の高い軽自動車とSUVという、2つの売れ筋要素を併せ持つ新型車が登場した。それがダイハツ タフトだ。

ダイハツ タフトの全高は1630mmだから、ダイハツのハイトワゴン、ムーヴと同程度になる。

プラットフォームは最新のDNGA(Daihatsu New Global Architecture)の考え方に基づく設計の新しいタイプで、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)の数値も2460mmだから、2019年にDNGAの設計思想で誕生した軽スーパーハイトワゴンの4代目タントと同じだ。

価格は135万3千円から173万2千500円で、最近の軽自動車の中では全体にお手頃な価格設定となっている。なお詳しいグレード解説やエンジンラインナップなどについては、順次ご紹介していく。

スクエアなフォルムでオモチャっぽさもある楽しいデザイン

ダイハツ タフト ボディカラー:フォレストカーキメタリック

まずは特徴的なダイハツ タフトの外観からご紹介する。

タフトはボンネットを含めて水平基調のデザインで、前後左右ともにピラー(柱)や窓、リアゲートなどの角度を直立させた。小さいながらSUVらしい存在感が強い。しかも四角い形状は、広い室内を確保する上でも有利になる。

ダイハツ タフト ボディカラー:フォレストカーキメタリック

フロントマスクは上下方向に厚みがあり、角型LEDヘッドランプも備わるから、遠方からでもタフトだと認識される。

ボディサイドのホイールが収まるフェンダー部分と下まわり、前後バンパーの下側には、ボディを守るイメージの黒い樹脂パーツも装着した。これらも力強いSUVらしさを際立たせる。

視界が広々としており、開放的な室内空間が楽しめる内装に

ダイハツ タフト

インパネ・ダッシュボードまわりなど、外観と同じようにダイハツ タフトの内装デザインも直線基調でまとめられている。

ダイハツ タフト

ATレバーはインパネの中央に配置され、この左側には空調スイッチが備わる。機能的で、メーターを含めて視認性と操作性も良い。

インパネ中央の下側にトレイが備わり、この一番手前にパーキングブレーキスイッチを配置した。レバー式や足踏み式のパーキングブレーキに比べて操作しやすい。

パーキングブレーキは電動式となり、スイッチにより操作できる。オートブレーキホールド機能も備え、停止時にブレーキを保持し、アクセルを踏むと自動的に解除してくれる。

ダイハツ タフト
ダイハツ タフト

またダイハツ タフトの大きな特徴となるのが、大型ガラスルーフのスカイフィールトップだ。これは全車に標準装着される。通常このような装備は8~10万円のオプションで設定されることが多いが、装着コストを抑えるために全車に標準装着している。

このため車内は明るく開放的だ。気になる紫外線対策や車内の室温上昇については、スーパーUV(紫外線)&IR(赤外線)カットガラスを採用し、さらに開閉式のシェードも備えている。

[筆者:渡辺 陽一郎/撮影:ダイハツ工業]

次回、パッケージング編は2020年6月16日(火)公開予定!

いかがでしたか。新しいダイハツ タフトは内外装のデザインがとても特徴的でしたね。大きなスカイフィールトップがある室内にも一度乗ってみたくなります。

ダイハツ タフト 新型車解説、次回はタフトの室内や荷室の広さについて徹底的に解説する「パッケージング&使い勝手編」をお届けします。お楽しみに!

※スペックはダイハツ社内測定値 。価格はいずれも消費税込み

新型タフト スカイフィールトップ【ダイハツ公式動画】

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