横浜・環状2号で道路陥没、通行止め 地下で鉄道新線トンネル工事

道路が陥没した現場

 12日午後2時50分ごろ、横浜市港北区大豆戸町の環状2号で、「道路が陥没した」と市港北土木事務所の職員から110番通報があった。

 同事務所によると、片側3車線のうち1車線と歩道が陥没。範囲は幅約5メートル、長さ約10メートルで、深さは約4メートルに及ぶ箇所もあるという。横断防止フェンスと街路樹1本が倒れた。影響で、同区新横浜から鶴見区方面に向かう3車線が通行止めになった。けが人はなかった。

 現場はJR新横浜駅から北東に約800メートルで横浜アリーナの近く。付近の地下では相鉄東急直通線のトンネル掘削工事が行われており、地上への影響調査は定期的に実施されていたという。同事務所は「先週までの調査で異常はなかったが、今日(12日)の午後2時半ごろ、沈下のようなものを確認したと報告を受けた」としている。

 現場を目撃した女性(63)は「誰かが『危ないぞ』と叫ぶ声が聞こえた。地面は下から持ち上げられているようにえぐれていた」と驚いた様子だった。

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