地元出身学生へ支援品発送開始 南島原市

南島原市が市外学生に「仕送り」する特産品をPRする松本市長(中央)=南島原市役所

 長崎県南島原市は12日から、新型コロナウイルス感染拡大で帰省や外出などを控えて自粛生活を送る市出身の学生を応援しようと、特産品の無料発送を始めた。
 「ふるさと支え愛プロジェクト」として、事業費約450万円を補正予算に盛り込んだ。経済的に厳しい状況にある学生たちの生活支援や、地元事業者の支援につなげる。
 受け取ることができるのは、市内出身で市外在住の18~30歳の大学生や専門学校生ら。保護者が市内に在住していることが条件(住民票を市に置いている学生を含む)。島原手延べそうめんや米1キロのほか、みそ汁のもと、カステラ、丸ボーロなど、1セット4千円相当を贈る。
 寄贈品には、松本政博市長の「皆さんが笑顔で充実した学生生活を送られることを願っている。(事態収束後)ふるさとに帰省される日を楽しみにしています」とのメッセージプリントを添えた。
 申請は市ホームページで8月末まで。問い合わせは市商工振興課(電0957.73.6633)。

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