長崎県内公立小中校 耐震化率99.4% 2市12棟未完了

 長崎県教委は12日、県内公立学校の耐震化状況(4月1日時点)を定例教育委員会で報告した。小中学校493校2064棟の耐震化率は99.4%(前年度比0.3ポイント増)。耐震化工事が完了していないのは、長崎市7棟と松浦市5棟の計12棟。
 県教委教育環境整備課によると、松浦市は本年度中に対策工事を終える見込み。長崎市は2022年度までに対策予定という。
 非構造部材では、体育館などの照明やバスケットゴールの落下防止対策の実施率が83.9%(同2ポイント増)。本棚やげた箱などは48.1%(同8.7ポイント増)で、それぞれ改善。同課は「各市町に早期完了を働き掛けていく」としている。

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