渡部建が異様な速さで自粛したのはなぜか 事務所や記者を俯瞰で見ると分かる「芸能界力学」

渡部さんの好きな場所(写真はイメージです)。

「多重不倫」「AV不倫」「第二の東出」「多目的トイレ不倫」

…センセーショナルなタイトルでお笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さんの不倫を各メディアが報じています。3年前に結婚したばかりの奥様、女優・モデルの佐々木希さんと一人のお子さんがいるのに、複数の女性との不倫が発覚したということで渡部建大喜利状態です。

6月9日に週刊文春から当て取材(週刊誌等でスキャンダル記事を入稿する前に、記事内容に関する認否を取材対象者に当てるもの)を受けた渡部建が各放送局に対して謝罪と番組出演自粛を申し入れしたのは異例のスピードでした。

そして、週刊文春は11日に発売にもかかわらず、6月9日の夕方から、渡部建のニュースがメディアを賑わせました。これはどういうことなのでしょう。

「大手芸能プロダクションの御用聞き記者が大活躍していました。週刊文春のオンラインに6月9日の夕方に第一報が出るという噂も、まことしやかにスポーツ新聞幹部から流れましたが、実現しませんでした。そして、各紙、各メディアが文春報道の一部が漏れたかのような匂わせ報道を展開していました」(週刊誌記者)

週刊文春が発売される前日の10日には文春オンラインで渡部さんの謝罪コメントが掲載され、各メディアがコメンテーターを交えて報じていきました。

「佐々木希さんの事務所は、旧渡辺プロダクションの創設者のお嬢さんが社長を務めています。木村佳乃、杏、松坂桃季、菅田将き等の売れっ子が大勢います。旧渡辺プロダクションから独立した人の一人がジャニーズ事務所の創設者・故ジャニー喜多川さんということからしても、芸能界で非常に強い力を持っている事務所です。そんな事務所のタレントと結婚しておきながら、ヒドい不倫をしたということでは制裁もキツいものになるのでしょう」(週刊誌デスク)

芸能人の不倫は出演番組関係者、CMスポンサー、事務所の他の所属タレントへの影響が甚大です。自分は大丈夫と慢心せずに、異性には優しくしないと予想以上にたいへんなことになってしまいます。(文◎星野純蓮)

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