起業の準備やノウハウを学ぶ女性限定の講座が13日、長崎市魚の町の市男女共同参画推進センター・アマランスであり、市民15人が参加した。
起業を考える女性のやる気を後押しし、将来の生き方につなげてもらおうと、昨年から同センターが主催している。
中小企業や小規模事業者の経営相談に応じる県よろず支援拠点(桜町)の産業カウンセラー、山口由里子さんが講師を務め、県内で起業した人たちの実例を紹介。広告や名刺、不動産契約など必要になる経費や社会保険、税金の手続きなどを解説した上で、「信頼される人になることが起業のこつ」と助言した。
講座に参加した同市泉1丁目の保育士、尾崎美樹さん(55)は、習字教室と雑貨店の経営を目指しているといい、「説明を聞き、起業に対する心構えができた。起業する目標を実現したい」と話した。