特殊詐欺 前年同時期よりほぼ倍増 新型コロナに関する詐欺も増加

今年1月から5月末までに確認された特殊詐欺の件数と被害総額は、前の年の同じ時期より、ほぼ倍増していることがわかりました。

県警によりますと、今年1月から5月末までに確認された特殊詐欺の件数は、前の年の同じ時期に比べ43件多い97件で、被害総額は約7820万円多い約1億5970万円でした。このうち78件はキャッシュカードを騙し取ったり、すり替えたりする「キャッシュカード型」と呼ばれる手口だということです。被害者は65歳以上の高齢者が90パーセント余りを占め、被害者への接触手段は固定電話が9割以上だといいます。

この他、県内では新型コロナウイルスに関係する不審な電話も増えており、給付金の手続きを騙る手口のほか、息子を名乗る人物から「コロナかもしれないから病院に行く。お金を振り込んでほしい。」などという電話が確認されているということです。

県警では対策として防犯電話の導入や「知らない人からの電話に出ない」よう呼びかけています。

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