プレミアで大失敗したけど「リーガで大成功した」6名

世界で最も裕福なコンペティションといえるイングランド・プレミアリーグ。多くの有力選手がそこを目指して戦っている。

しかし、そこでの激しい競争であまり成功を収められなかった者も…今回は『Planet Football』から「プレミアリーグで失敗したものの、リーガで復活を遂げた6名の選手」を特集しよう。

ジェラール・ピケ

バルセロナのユースで育成されたピケは、若くしてイングランドへの移籍を選択。アレックス・ファーガソン監督が率いるマンチェスター・ユナイテッドでプレーしたが、信頼を勝ち取るまでには至らず…。

21歳になった彼はバルセロナへの復帰を選択し、リーガで世界最高クラスのセンターバックに成長。慣れ親しんだスタイルの中で才能を開花させ、スペイン代表でも中核を担うようになった。

イアゴ・アスパス

アンフィールドのファンは、イアゴ・アスパスに対して「歴史に残るような最悪のコーナーキックを蹴った」というイメージしかないかもしれない。

リヴァプールで大失敗に終わった彼はリーガへと戻り、古巣セルタで劇的な復活を遂げた。エースとして得点を量産し、スペイン代表にも選出されるほどに。いまや国内最高クラスのストライカーだ。

ディエゴ・フォルラン

オールド・トラッフォードに集まっていたマンチェスター・ユナイテッドのサポーターは、決してフォルランを憎んではいない。チャンスを思ったように得られなかったことに同情されているが、結果としては成功とは言えなかった。

だが、それから移籍したビジャレアルで大活躍を見せ、そしてアトレティコ・マドリーではヨーロッパリーグやUEFAスーパーカップの優勝を経験。2010年ワールドカップでは大会MVPまで獲得している。

パウリーニョ

2013年にトッテナムへと加入したブラジル人MFは、わずか2年で売りに出されてしまった。前評判の高さほどの活躍を見せられず、中国の広州恒大へと移籍。当然キャリアは下り坂になったかと思いきや…。

なんと彼は中国で活躍したことで2017年にバルセロナとの契約を勝ち取った。当然アジアからの獲得ということで疑念の声もあったが、それを払拭するほどの重要な役割を果たした。1年後に広州恒大へと戻ったが、間違いなくバルセロナでの時間は彼の頂点であった。

ボルハ・バレロ

マジョルカでプレーしたあと、2008年にWBAと契約してイングランドへ。レギュラーではあったが結果を残せず、プレミアリーグから1年で降格してしまった。

だが古巣マジョルカとビジャレアルへのローンで力を証明すると、完全移籍でスペインへ復帰。再び評価を高め、2012年からはイタリア・セリエAに挑戦。フィオレンティーナを経て30代でインテルへのステップアップを勝ち取っている。

クリスティアン・ストゥアニ

エスパニョールで活躍したあと、イングランド2部を戦っていたミドルズブラへと移籍したウルグアイ人FWストゥアニ。昇格に貢献するも、プレミアリーグではわずか4ゴールに…。

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そして2017年夏にジローナへと移籍すると、いきなりリーガで21ゴールを奪取。33歳になった今季はセグンダ(2部)を戦うことになってしまったが、23ゴールと得点ランキングを独走している。

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