三重県松阪市内の高校に通っていた北山結子さんが行方不明になってから、13日で23年になりました。
事件の風化を防ごうと13日朝、警察官らが松阪駅前で情報の提供を呼びかけました。
1997年6月13日夜、当時高校3年生だった北山結子さんはアルバイトを終えた後、母親に「近くの友人の家に行く」と告げ、自転車で出かけたまま行方がわからなくなりました。
13日は、松阪警察署の警察官ら10人が当時の結子さんの写真や服装を記したポスターを見せながら、駅の利用客らに情報提供を呼びかけました。
今年は、新型コロナウイルスの影響で結子さんの両親は参加せず、チラシの配布もやめて警察官が広報車を使って呼びかけを行いました。
警察によりますと、結子さんの両親は「コロナの影響でビラ配りは出来ませんが、引き続き情報提供をよろしくお願いします」と話していました。
松阪警察署によりますと、これまでに累計4万人以上が捜査にあたり、183件の情報が寄せられているということですが、今年1月以降は1件の情報も寄せられておらず、警察では事件を風化させないために少しの情報でも提供してほしいと呼びかけています。
松阪警察署 0598-53-0110
