国交省、木材保管など木造官庁の施工管理の留意事項

国土交通省は6月15日、木造官庁施設の施工管理・工事監理における留意事項について発表した。今後とりまとめるが、材料の保管や、基礎工事などを留意事項としてみている。

事例調査や、木材生産・流通関連団体へのアンケート調査、文献等からの抽出を行い、集めた情報を分類・整理した。主な留意事項としては(1)材料の保管に関する留意事項(2)アンカーボルトの設置等に関する留意事項(3)面材耐力壁に関する留意事項。(1)では木材の形状変化を防ぐために、できるだけ地面から離し、雨の跳ね返りや湿気の少ない環境とする。(2)では基礎工事でアンカーボルトの据え付け制度の良否がそのまま建方工事の精度を左右するため、テンプレートなどで適正な位置に配置する。(3)では木造躯体工事における留付けで、釘やビスの必要以上のめり込ませなどへの注意を呼びかけた。

国交省では今後、さらに施工管理・工事監理に関する留意事項のとりまとめ・公表を行う予定としている。

© 株式会社新建新聞社