ビル壁面の滑り台、地上60mのコースター… 鷹の新ビルに出来た「絶景3兄弟」とは?

PayPayドームを見ながら滑り降りるレールコースター「つりZO(つりぞー)」【写真提供:福岡ソフトバンクホークス】

建造物付随型のチューブ型スライダーとしては日本初となる「すべZO」

7月21日に開業を迎えることが12日に発表されたソフトバンクの新エンターテインメントビル「BOSS E・ZO FUKUOKA」。本拠地PayPayドームの隣接地に建設され、飲食店や多彩なエンターテインメント施設が入る、地上7階建ての大規模複合施設となる。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、開業が遅れていたが、ようやく7月21日のグランドオープンが決定。そこで「Full-Count」ではこの新施設をフロア毎に分けて詳細をお伝えする。第2回は屋上にできた3種類のアトラクション「絶景3兄弟」だ。

この「BOSS E・ZO FUKUOKA」でも目玉の1つとなるのが、この「絶景3兄弟」。ネーミングについてはさておき、ビル壁面を滑り降りるスライダー「すべZO」、ぶら下がり式レールコースター「つりZO」、クライミング&ボルダリング施設「のぼZO」からなる3種類のアトラクションは子供も大人も楽しめる、エンターテインメントとスリルが共存したアトラクションとなっている。

「すべZO」は地上40メートルの高さからビル壁面に沿って一気に滑り降りる全長100メートルのチューブ型スライダー。建造物に付随したチューブ型スライダーとしては日本初となっている。円筒形のスライダーの上半分は透明となっており、目の前にソフトバンクの本拠地PayPayドームを見ながら滑り降りる。

ビル屋上に設置された日本初のレールコースター「つりZO」

「つりZO」は屋上に設置された1人乗りのぶら下がり式のレールコースター。ビル屋上に設置されたレールコースターは日本で初めてのもの。スタート地点は地上60メートルの高さで、眼下には福岡市内の街並みを見下ろせる。全長は約300メートル。絶景を見ながら、コースを駆け抜けるコースターだ。

「のぼZO」はビル屋上に設置されたクライミング&ボルダリングのウオール。クライミングでの最高到達点は地上約50メートルの高さとなっており、上の2つと同様に、本拠地PayPayドームや福岡市の街並みを一望できる絶景アトラクションになっている。

子供も大人も楽しめる3種類のアトラクションとなっているこの「絶景3兄弟」。プロ野球球団がこのようなエンターテインメント施設を造ること自体が異例ではあるが、話題を呼ぶ福岡の新名所となりそうだ。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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