長崎県松浦市は15日、昨年の大雨による地滑りで、市道3路線が崩落した今福町浜の脇地区の市道復旧工事に関し、早ければ10月に着工し、工期は2年になることを明らかにした。
市議会一般質問で、武部周清議員(煌青会)に中村桂一郎建設課長が答えた。
同地区は昨年8月末の大雨で幅90メートル、長さ約75メートルにわたって地滑りが発生。市道3路線、河川1本が寸断され、21世帯が一時孤立した。
市は復旧に向けて迂回(うかい)路の整備や、災害現場に雨量計、地滑り感知センサーなどを設置して監視を続ける一方、国、県と工法などの打ち合わせを進めてきた。
中村課長は「7月中に国の災害査定を受け、順調にいけば10月に工事に着手する。災害規模が大きいため総事業費は概算で約8億円になる見込み。工期は2年を要する」と述べた。
崩落市道の工期は2年 松浦市議会一般質問
- Published
- 2020/06/16 10:42 (JST)
- Updated
- 2020/08/04 10:17 (JST)
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