ちんどん芸で思い出づくり 踊りだす児童も 仁田佐古小

かわち家の演奏に合わせて踊る児童=長崎市、仁田佐古小

 長崎市西小島1丁目の市立仁田佐古小(片岡勝志校長、280人)で9日、児童らがちんどん屋「かわち家(や)」(河内隆太郎代表、西彼時津町)の紙芝居など芸を楽しんだ。
 新型コロナウイルス警戒で運動会の開催が秋に延びるなど「今、児童が思い出をつくる機会が少ない」として、佐古地区連合自治会と同地区民生委員児童委員協議会、市社協佐古支部が共催した。感染予防のため会場の体育館は窓を開放し扇風機も複数稼働、学年別に計6回公演した。
 4年生は、目玉を欲しがる妖怪を描いた紙芝居「めだらけ」を観賞。かねや太鼓、サックスによる生演奏もあり、ヒット曲「パプリカ」で踊りだす児童も。河内代表は「歌っても踊ってもじっくり聴いてもOK。いろんな感性を磨いて、自分なりのスタイルで楽しんで」と呼び掛けた。松下錬太朗君(9)は「すごく盛り上がって楽しかった」と話した。

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