模擬市長選で投票体験 諫早市選管、真崎小で出前講座

模擬選挙で投票を体験する児童=諫早市、真崎小

 選挙を身近に感じてもらおうと、諫早市選管は9日、白岩町の市立真崎小(岩本圭司校長、190人)で出前講座を開いた。6年生38人が実際の選挙の仕組みを体験しながら学んだ。
 講座は18歳選挙権の導入を受け、2018年度から実施。本年度は小学校7校で模擬選挙、中学校6校で講話、高校2校で生徒説明会を実施する。
 同校体育館では模擬市長選があり、候補者役となった児童4人が「新型コロナウイルス対策に支援金や消毒液、マスクを支給する」「農業の株式会社を設立したり、企業を誘致して子育てしやすい環境をつくる」などとアピール。子どもたちは実際の選挙で使用される投票箱へ投票し、開票作業までの流れを学んだ。
 崎村幸希さん(11)は、「選挙にたくさんのお金が使われていることを知って驚いた。18歳になったら選挙に行きたい」と話した。

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