レッズ・バウアーがツイート連投 機構側の「時間稼ぎ」を批判

レッズのトレバー・バウアーは日本時間6月16日、メジャーリーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーが「2020年シーズンを開催できる自信がない」と発言したことを受け、ツイートを連投して自らの見解を示した。そのなかで、バウアーはマンフレッドがシーズン中止をチラつかせてメジャーリーグ選手会を脅していることを、50試合前後でのシーズン開催を正当化する時間稼ぎだとして非難した。

バウアーの一連のツイートは「ロブ、あなたはシーズンを100%開催できると確信し、それと同時に、シーズンを開催する自信がないとも言っている。うーん、これらの発言のあいだに何が変わったんだろう」という内容からスタート。「選手会はシーズンのスケジュールを決めてくれとあなたに言ったけど、スケジュールを確定させるには時期が早すぎるということなんじゃないかな?」と続けた。

機構側は50~60試合くらいでシーズンを開催したいと考えている。しかし、今すぐにシーズンのスケジュールを決めると、70試合以上のシーズンが開催可能となる。「できる限り多くの試合をプレーする」という内容で3月に合意しているため、70試合以上を開催する余裕があるのに50試合前後しか開催しないのであれば、それを納得できる理由とともに説明しなければならない。それを回避するために時間稼ぎをしようとしているのではないか、というのがバウアーの見解だ。

バウアーは60試合でシーズンが開催されると仮定し、「少なくとも4日間はオフが必要だから、シーズンは64日。スプリング・トレーニングを約20日間開催するとして84日。ポストシーズンの試合中継のスケジュールを守るために9月27日にシーズンを終わらせるなら、84日前の7月5日にスプリング・トレーニング開始。選手をキャンプ地に集めるために約1週間必要として、期限は6月28日だ」と具体的なスケジュールを提示した。

そして「今日は6月15日。どのようにしてあと13日遅らせるつもりなんだい?誰もお前のハッタリを信じない。『金の卵を産むガチョウを殺すな』という諺がある。Googleで調べてみてくれ。知っておいたほうがいいぞ」とマンフレッドの時間稼ぎを痛烈に批判した。

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