新型コロナで売上減少、RVHの元連結子会社(株)ラブリークィーンが破産

 (株)ラブリークィーン(TSR企業コード:027238989、法人番号:9200001034844、岐阜市加納寿町4-1、設立2018(平成30)年1月23日、資本金1000万円、岡部怜仁社長)は6月16日、東京地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。破産管財人には堂野達之弁護士(堂野法律事務所、東京都中央区銀座1-5-8、電話03-5524-7727)が選任された。
 負債総額は債権者約870名に対して約6億円。

 1947 年創業で、女性向けフォーマルウェアを中心とした婦人服の企画・製造・卸売業を展開していた。(株)RVH(TSR企業コード:132765314、法人番号:4011001130673、東京都港区、東証2部)のグループ会社として、2019年3月期には売上高約51億3300万円をあげていた。
 こうしたなか、2020年6月3日にRVHが当社の全株式を別会社に譲渡することを発表した。RVHによると「新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、外出自粛要請に伴う商業施設の休業や一般消費者の消費マインドの落ち込み等が続くなか、売上高が大幅に低下する等、収益性が急激に悪化」したことなど、業績改善の目途が立たないことを理由として、株式譲渡とともに当社に対する貸付金等について債権放棄するとしていた。

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