モナコGP開催日に撮影された
SF90 Stradale(ストラダーレ)は、フェラーリが同社史上初めてパワートレインにハイブリッド・システムを搭載した1台であり、最高出力1000馬力を発生するV8エンジンのパワーとパフォーマンスがグランプリの興奮を鮮やかに蘇らせる。
2019年発表されたものの、路上でのテスト走行はまだ行われていなかったため、モナコGPのサーキットがこの最新モデルの性能を試す格好の機会となった。
撮影はモナコ・グランプリが開催されるはずであった5月24日の早朝。
モナコGPのコースを走るSF90 Stradaleは、シャルル・ルクレールのステアリング操作により、彼の故郷の公道を240km/hを超える速度で駆け抜ける。
彼にとって初めての同乗者となったのは、モナコ公国のアルベール殿下で、そのあとにはミステリアスな一人の女性が同乗する内容だ。
過去の作品から着想を得た最新短編映画
この映画は「C'etait un Rendez-Vous」(ランデヴー)に着想を得たものである。同作品は、1976年にルルーシュ監督がパリの公道で撮影した短編映画で、その文化的な価値は長年にわたって高く評価されている。
スピードへの情熱、瞬時にそれとわかるフェラーリのエンジン・サウンド、そして新旧の2人の主演俳優はいずれも監督にとって重要な存在。また、旧作では、当時ルルーシュ監督のパートナーであったグニラ・フリーデンが共演者として出演した。
一方、今回の短編映画では、1976年当時の夫婦関係に対する孫娘のレベッカ・ブラン・ルルーシュが冒頭と最後に若い花屋として登場している。
公式サイトから短編映画を観ることができる
「Le Grand Rendez-Vous」は、フェラーリの公式ウェブサイトにおける The Official Ferrari Magazine(https://magazine.ferrari.com)で公開されている。