治療の合間にひと息 医療従事者に「長崎玉緑茶」

中村知事にティーバッグを手渡す池田組合長(右)=県庁

 新型コロナウイルスの感染治療の合間に長崎県名産「長崎玉緑茶」を飲んでひと息入れてもらおうと、県内の生産者らでつくる西九州茶消費拡大推進協議会と県茶商組合は16日、県内10の感染症指定医療機関に新茶の5グラム入りティーバッグ1万個を贈った。
 県庁で贈呈式があり、生産者の尾上範幸・JAながさき県央茶業部会長が「昼夜を問わず、過酷な状況の中で治療に努めてもらっている。県民として感謝している」とあいさつ。同組合の池田隆組合長が中村法道知事に手渡した。
 中村知事は「大変な現場の中でホッとひと息つける。医療関係者に喜んでもらえる」とお礼。水出し茶を「本当においしい」と飲み干した。同協議会によると、お茶に含まれる成分には抗ウイルスの働きもあるという。尾上部会長は「水出しにすると甘みが出る。心を癒やしてもらえれば」と話した。

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