【新型コロナ】「過労死110番」、20日に無料相談 コロナ関連も想定

 神奈川県内で過労死防止に取り組む「神奈川過労死対策弁護団」(共同代表・野村和造弁護士)は20日、過重労働やパワーハラスメントなどの電話相談に無料で応じる「過労死110番」を開設する。新型コロナウイルス感染症に伴う労働相談も受け付ける。

 毎年6月に実施している全国一斉電話相談の一環。過労死や過重労働による自殺など労災に詳しい弁護士約10人が相談に応じる。過重労働やパワハラなどが原因で病気になったり、死亡に至ったりしたケースや、働き方改革に関連する相談に対応。今年は新型コロナ対策に伴うさまざまな労働相談も想定している。

 弁護団事務局長の永田亮弁護士は「過労死を一件でも減らすため、気軽に相談してほしい」とPR。「神奈川過労死等を考える家族の会」の工藤祥子代表も一人で悩まず相談することの大切さを訴えている。

 開設時間は当日午前10時から午後3時まで。相談はフリーダイヤル(0120)222961。

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