東海汽船(東京都港区)の新造貨客船「さるびあ丸」(6099トン)が15日夜、横浜港に初入港した。東京と伊豆諸島などをつなぐ航路で運航される同船は3代目で、25日に就航する。
15日は安全確認の試運転で乗客はおらず、東京・竹芝から横浜港大さん橋国際客船ターミナル(横浜市中区)に寄港し、八丈島へと向かった。同社によると、大さん橋を経由する伊豆諸島航路は9月から、週末に運航するという。
同船は全長118メートル、幅17メートル。電動式の推進器などを採用したことで燃費が向上し、環境にも配慮した。船体デザインは2020東京五輪・パラリンピックのエンブレムを手掛けた野老(ところ)朝雄氏が担当し、波を打ったような外観を採用した。