批判殺到! YouTuberが心霊スポットのトンネルを『出来た当時に戻す』とペンキで白塗りに! 「警察沙汰になる可能性」も!

写真はイメージです

とあるYouTuberが、心霊スポットとなっている旧犬鳴トンネルの落書きを、白いペンキで塗りつぶし、ネット上で「許可もらってないなら落書きと一緒」「警察沙汰になる可能性あるよ」と物議を醸しています。

「最凶心霊スポット」などと呼ばれている、福岡県の久山町と宮若市にまたがる旧犬鳴トンネル。今年2月には同所を題材とした映画も公開され、その影響か、若者などの無断立ち入りが急増し、ゴミの不法投棄やスプレーの落書きなどが相次いでいるようです。

そんな中で10日、3人組のYouTuber「平成新風隊」が『塗装して旧犬鳴トンネルの雰囲気ぶち壊してやった』と題した動画を公開。落書きだらけの旧犬鳴トンネルを『出来た当時に戻すけん!』と宣言し、トンネルを開通当初のようにきれいにすると意気込んでいました。

しかし、そのために使用したのは、ブラシや高圧洗浄機などではなく、白いペンキ。それを落書きの上から塗り、トンネルの入り口やそれを塞ぐブロックを真っ白にしてしまったのです。『出来た当時に戻す』といった宣言とはほど遠い仕上がりでしたが、3人は満足したようで、『心霊スポット感ないよねw』『俺らはそれが目的やけん! 心霊スポットをとことん潰していく』などとはしゃいでいました。

そして、これを見た視聴者から批判の声が殺到。

ネット上では、「いい事したつもりなのかしら…」といった声をはじめ、

「許可もらってないなら落書きと一緒」

「落書き証拠の動画を自ら上げるとは…」

「立ち入り禁止区域になってるんですけど…….入って良かったんですか?」

「自分の行動を正義だと思って疑わずに正義なら何してもいいみたいな考え持ってそう」

「ボランティアもなんもないでしょ、ただウケ狙いでやっただけの自己満足でしかない。まだゴミ拾って帰った方がマシ」

「良かれと思ってやっても市の所有物に勝手に何かすれば警察沙汰になる可能性あるよ」

「こういうのは公的権力がじゃんじゃん潰していってほしい。仕事してくれ」

といった声が寄せられています。

同所をめぐっては、今年5月にトンネル手前のフェンスが壊されるというトラブルが発生。久山町は器物損壊事案として、県警に被害届を提出したといいます。今回の件も、自治体が悪質だと判断し、被害届を提出する可能性は十分に考えられ、警察沙汰となってしまうことも否定できないのではないでしょうか。(文◎絹田たぬき)

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