休校続いた子どもたち癒やすため 大村市が香り袋を配布 市の農林業に対する緊急経済対策の一環

ヒノキチップの袋を受け取り、香りを楽しむ児童=大村市福重町、福重小

 新型コロナウイルス問題を受け、休校が続いていた子どもたちを癒やそうと、大村市は15日、市内の小中学生を対象に大村産カーネーションとヒノキチップの香り袋の配布を始めた。
 市の農林業に対する緊急経済対策の一環で、事業費は計300万円。カーネーションはJAながさき県央を通じて購入し、香り袋は長崎南部森林組合大村支所に製作を依頼した。市内21小中学校の約9100人に配布する。
 市立福重小(浦山精一校長、309人)で同日あった贈呈式で、JAながさき県央大村カーネーション部会の開田浩幸部会長と長崎南部森林組合の田中一樹代表理事組合長が、1年生一人一人に手渡した。赤やピンクのカーネーションやヒノキの良い香りがする袋に子どもたちは大喜び。荒木結愛さん(6)は「どっちも良いにおいでうれしい。お花は飾って楽しみたい」と笑顔で話した。

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