ニックス、顔シールド開発 市や県などに寄贈

顔シールド開発 ニックスが寄贈

 工業用精密プラスチックメーカーの「ニックス」(横浜市西区)は8日までに、自社で新たに手掛けたフェースシールド計約2千セットを、県や市などに寄贈した。

 同社では、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、医療関係者らを支援したいと開発に着手。5月下旬から順次、横浜市大病院や東京都医師会などの医療機関を含め30を超える自治体、団体に寄贈した。2枚のシールドを組み合わせることで、場面に応じて3パターンの使用が可能という。

 同社は、市に設置された「ヨコハマSDGsデザインセンター」の会員。今後も、同会員でサッカーJ1リーグの横浜FCや、事業所がある相模原市に贈る予定で、「医療現場だけでなく、さまざまな場所で活用してもらえれば」と話している。

 同社サイトなどを通じて販売も行う。価格は1500円(税別)。問い合わせは、同社メール(arinix-info@nix.co.jp)へ。

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