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かつての花街・長崎市丸山町の街灯が「長崎ぶらぶら節」の文字を記したちょうちん形から、和灯籠風にリニューアルした。
地元を舞台にした同名小説が直木賞受賞や映画化に沸いた年に、住民や企業の寄付などで、味気ない蛍光灯から切り替えて以来、20年が経過。腐食部分が外れて落下すれば危険でもあるとして、町自治会が市に更新を要望していた。
会長の山口広助さんが昭和30、40年代に使われた住民手づくりの街灯を保管しており、市はそれを参考にした。「20年たつと、ぶらぶら節を知らない人も増えた」。山口さんは寂しそうにしつつも、和の趣を引き立たせる新デザインに満足げ。