F1開幕戦を心待ちにするフェルスタッペン「レッドブル・ホンダでタイトルを獲ることしか考えていない」

 レッドブル・ホンダF1チームのマックス・フェルスタッペンは、2020年最初のレースに向けて、準備は万全であると語った。新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、今シーズンは大きな変更を強いられたが、F1タイトル獲得を目指すという目標は変わっておらず、チーム全員で集中して取り組んでいくという。

 2月のプレシーズンテストでのパフォーマンスから、レッドブル・ホンダがチャンピオンであるメルセデスの最大のライバルであると予測する者は多い。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)/2020F1第2回プレシーズンテスト2日目

 3月に予定されていたオーストラリアでの開幕戦はキャンセルとなり、その後、新たなスケジュールが決まり、7月5日のオーストリアでシーズンがスタートすることとなった。

「準備はできている。これだけ長い休みがあったのだから、当たり前だよね」とフェルスタッペンが語ったと、彼の公式サイトが伝えた。
「レースをするのが楽しみだ」

 2020年シーズンの目標を聞かれたフェルスタッペンは、チーム全員がタイトル獲得を目指していると答えた。

「アストンマーティン・レッドブル・レーシングとともに勝ちたいと、チーム全員が思っている。タイトル争いに加わっていきたい。僕らはそれだけを目標にしている。全員が高いモチベーションを持っているんだ。レースの現場に戻って、自分たちのポジションがどのあたりなのかを確認したい。エキサイティングなシーズンになるといいね」

 フェルスタッペンは、今年F1参戦6年目を迎え、ドライバーズ選手権ランキング最高位は2019年の3位だ。現在22歳で9月には23歳になるフェルスタッペンにとって、今年は、現在セバスチャン・ベッテルが保持しているF1最年少チャンピオン記録(23歳134日)を更新する最後のチャンスとなる。

「それが実現したら、うれしい瞬間になるだろうね」とフェルスタッペンは最近のインタビューで述べた。

「もちろん、毎年タイトルを獲りたいと思って走っている。今のところ成功していないけれど、去年たくさんのことを学んだ。バルセロナでのプレシーズンテストでは、チーム全員が協力し合って、今まで以上にいい仕事をすることができた。全員が意欲に満ちている」

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