毎日の運転で感じるヒヤリハットを回避できる! ダイハツ 新型 軽SUV“タフト”徹底解説!

ダイハツ タフト ボディカラー:コンパーノレッド

いつものアクセル操作でも気持ちのいいスムーズな加速を実現したエンジン

エンジンはノーマルタイプとターボ付きの2種類を用意した。ノーマル(ノンターボ)エンジンは最高出力が52馬力(6900回転)、最大トルクは6.1kg-m(3600回転)。ターボは64馬力(6400回転)・10.2kg-m(3600回転)となる。

WLTCモード燃費は、2WD仕様で見るとノーマルエンジンが20.5km/L、ターボは20.2km/Lだ。ターボの最大トルクはノーマルエンジンの1.7倍に達するが、燃費数値はほとんど同じ。ターボに組み合わせるCVT(無段変速AT)は、ギヤ駆動を併用するD-CVTで、効率を向上させたこともあって燃費数値がノーマルエンジンと同等になった。

ペダルを踏み間違えたときに、急発進を抑制

衝突警報機能、衝突回避支援ブレーキ機能

注目度の高い衝突被害軽減ブレーキも進化した。センサーとして使われる2個のカメラを刷新させ、夜間の歩行者検知も可能だ。ブレーキの対応速度も高めている。誤発進抑制機能は、前後両方向に対応してブレーキも作動させる。

ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方),ブレーキ制御付誤発進抑制機能(後方)
ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方),ブレーキ制御付誤発進抑制機能(後方)

車線から逸脱した時は、警報を発して、必要に応じてステアリング操作も支援する。車線のない場所でも機能する路側逸脱警報も採用した。GとGターボには、進入禁止や一時停止の標識を表示する機能も備わる。

夜間走行時もしっかりサポート

AHB(オートハイビーム)、ADB(アダプティブドライビングビーム)

ハイビームで走行中に対向車や先行車を検知した時は、LEDヘッドランプを自動的にロービームに切り替える機能をXに採用した。

さらにGとGターボでは、アダプティブドライビングビームにグレードアップする。複数装着されたLEDヘッドランプのいくつかを消灯して、ハイビーム状態を保ちながら、相手車両の眩惑を抑える。サイド&カーテンエアバッグも全車に標準装着した。

先進の運転支援機能搭載で不安解消!

運転支援機能も先進的だ。

レーンキープコントロール

車間距離を自動制御できるクルーズコントロール(ACC)は全車速追従型になる。しかも前述のようにパーキングブレーキが電動式だから、追従停車時間が長引いた時は、パーキングブレーキを自動作動させて停車を続けられ、渋滞走行にも対応した。

レーンキープコントロールも採用され、車線に沿って走りやすいように、電動パワーステアリングの操舵を支援する。

全車速追従機能付ACCとLKCはGターボに標準装着され、Gもメーカーオプション「スマートクルーズパック」として装着可能だ(4万4000円)。

快適装備も充実させた。インテリアの項でもお伝えしたが、大型ガラスルーフのスカイフィールトップを全車に標準装着する。通常は8~10万円でオプション設定されるものだが、装着コストを抑えるため標準装備とした。

[筆者:渡辺 陽一郎/撮影:ダイハツ工業]

次回グレード選び編は2020年6月22日(月)公開予定!

いかがでしたか。新しいダイハツ タフトの2種類のエンジンの違いや先進機能がよくわかりました。もっと気になったアナタは、ぜひ実際に販売店でも確かめてみてくださいね。

ダイハツ タフト 新型車解説、次回はいよいよ最終回です。おススメグレードやライバル車などについて詳しく解説する「グレード選び編」をお届けします。お楽しみに。

※スペックはダイハツ社内測定値 。価格はいずれも消費税込み

新型タフト スマートアシスト 全車速追従機能付ACC編【ダイハツ公式動画】

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