ハウステンボス減収減益 コロナで入場落ち込み 3月中間決算

株式上場は先送りの方針

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 佐世保市のハウステンボス(HTB)が17日発表した2020年3月中間決算(単体)は、売上高が前年同期比28.8%減の92億8400万円で2期連続減収、経常利益は同80.7%減の6億4900万円で3期連続の減益となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で入場者数が落ち込んだことなどが響いた。
 連結決算は、子会社ラグーナテンボス(愛知県蒲郡市)の経営悪化などが影響し売上高が前年同期比29.5%減の105億8300万円、経常損益は同103.9%減の1億2700万円の赤字。赤字はエイチ・アイ・エス(HIS)傘下となった10年以降初めて。
 昨年10月から今年3月までの総入場者数は同20.2%減の104万人。新型コロナの影響で2月29日~3月15日に臨時休業した上、昨年10~12月も同2.8%減の68万9千人と減少。1DAYパスポートにアトラクション料金を含めた「パスポート革命」の周知が進まなかったのが要因とみられる。
 坂口克彦社長は、22年を目指していた株式上場を先送りする方針を示した。今後、通常2万2千円の年間パスポートを県民限定で1万9千円で販売するキャンペーンを継続し、7月からは九州在住者を2万円としリピーター確保を図る。
 坂口社長は「大変苦しい決算となった。コロナの影響だけでなく、自らの戦略ミスもあったということを真摯(しんし)に反省し、次に生かしたい」と述べた。