「わかやま透析安心メール」で誤送信 県が陳謝

災害時の安否確認のため、和歌山県内の透析患者が登録している県のメールシステムできょう(6/18)午前、訓練のためのメールを誤って登録者全員に送信するトラブルがありました。

血液透析を受けている患者は、災害が発生した場合でも命をつなぐために透析を受け続ける必要があり、県は、県内の透析患者について災害時の安否とともに、受診先の医療機関が診療できる状態かどうかを確認するため、2008年から「わかやま透析安心メール」を運用しています。

県医務課によりますと、このメールシステムには、県内にある47の医療機関と、およそ2400人の透析患者が登録されていますが、きょう午前10時過ぎ、訓練のため、1つの医療機関と20人の患者にメールを送ろうとしましたが、誤ってすべての医療機関と透析患者にメール送信してしまったということです。

突然、送られてきたメールに驚いた透析患者が保健所に問い合わせ、保健所から県医務課に連絡があり、ミスがわかりました。

メールを送る際の手順に間違いがあったということで、県医務課の今西宏行(いまにし・ひろゆき)課長は、「今回のメール誤送信で、登録者をはじめ多くの人に大変なご迷惑をかけ、深くお詫びします」と陳謝した上で、「あってはならないことで、今後、このようなことがないよう十分注意して対応してまいります」とコメントしました。

© 株式会社和歌山放送