【新型コロナ】首都圏・北海道移動制限解除、和県も制限解除へ

新型コロナウイルスの新規感染者が継続していた首都圏と北海道への移動制限が、あす(19日)解除されることを受け、これらの地域へのレジャーや旅行での慎重な移動を求めていた和歌山県も、あす制限を解除することになりました。

県では、先月(5月)国の緊急事態宣言がすべての都道府県で解除されたことを受け、今月(6月)1日から、県外へのレジャーや旅行への移動自粛を解除しましたが、新規感染者が継続していた東京・神奈川・埼玉・千葉の1都4県と北海道については慎重な移動と来訪者の受け入れ自粛を求めるとともに、これらの地域から帰省や転勤などで和歌山県に来た人には、2週間の自宅待機と、「県庁帰国者・帰省者・転勤者連絡ダイヤル」への連絡、またはインターネットでの登録を求めていました。

国は当初の予定通り、5つの都道県の移動自粛をあす解除することを決めたことから、県でも、移動や受け入れの自粛や、自宅待機、連絡ダイヤルへの登録をあすで解除することになりました。

仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は「東京はまだ感染者がいるので心配ではあるが、ずっと停滞を続けていたら日本の経済や生活力が失われてしまうから、コロナウイルスと付き合いながら、うまくコントロールしていくというあらわれではないか」と話し、国の措置を支持する考えを示しました。

その上で仁坂知事は、打撃を受けた県内観光の立て直しについて「今後、5つの都道県を含めた国内観光誘致を本格的に行っていく」と述べました。

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