梅雨空の下、長崎県諫早市森山町の唐比(からこ)ハス園で、花びらの先端が薄いピンク色の早咲きのハス「ミセススローカム」が見ごろを迎えている。
手入れや管理に当たっている地元の「唐比すいれんの会」(山下信義会長)によると、約2.5ヘクタールの園内では、7月末ごろにかけ、2000年前の種から発芽したという「大賀蓮」や、地元の名がついた「唐比古代蓮」などハス16種、スイレン6種が順次、咲いていく。
昨年に続き、1本の茎に二つのつぼみをつけた双頭蓮も見つかった。山下会長(71)は「50年に一度しか見られないと聞いていたが、2年連続で咲くとは奇跡」とうれしそうに話した。
園内には約1キロの木製歩道が設けられ、ベビーカーや車いすでも近くで観賞できる。
早咲き「ミセススローカム」見ごろ 諫早・唐比ハス園
- Published
- 2020/06/18 23:45 (JST)
- Updated
- 2020/06/19 17:18 (JST)
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