佐世保市 使用禁止の公園遊具 安全確保し順次解禁

 定例佐世保市議会は18日、一般質問を続行し、6人が登壇。老朽化に伴う破損事故が相次ぎ、使用を全面禁止していた市内の公園遊具について、市は、安全性が確保できた遊具から順次使用できるようにしていると報告した。
 久保葉人議員(自民市民会議)に、溝口勝利都市整備部長が答えた。
 市内の公園では4月、スプリング遊具とブランコの部品が劣化などで破損する事故が続き、乗っていた子ども2人が負傷した。
 市は全ての公園遊具1086基を再点検。安全性を確認した878基は今月8日から利用できるようにしたほか、部品の劣化などが見つかった100基は年度内をめどに修繕して開放するとした。スプリング遊具98基は全て撤去する。
 事故が起きた遊具は、昨年秋の定期点検では「使用可能」と判断されていた。このため、市は点検方法や時期、消耗部品の取り換えなどの安全対策を見直すとした。朝長則男市長は「市民に心配と迷惑をかけた」と陳謝した。

 


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