那覇一文字で大物タマン

 各地でタマンが釣れている。12日午前2時50分の0便で通称那覇一文字0.5番に友人と2人で渡った安藤省吾さん。夜が明けるまでは「するするスルルー」の仕掛けでタマンを狙った。水路沿いに仕掛けを流すが、付け餌のスルルーがそのままの状態で戻って来る状況が続いた。午前4時すぎになって、いきなり竿(さお)がひったくられるようなアタリがあり、ラインが引き出された。掛かった魚は水路沿いに走り回り、4回ほど大きく抵抗したが7~8分後にライトに照らされたのは本命のタマン。しかも特大サイズの大物で、同行した釣友もびっくりしながらもタモ網入れしてくれた。これが71.2センチ、5.28キロの自己記録のタマンとなった。

 大型タマンで実績のあるAKTaman Dreamの宮良佳樹さんはメンバーと2人で14日の午後2時の便で那覇一文字の北の新堤に渡った。日没前からシガヤーダコを餌にした仕掛けを遠投してアタリを待った。日が暮れてからアタリらしいアタリもなかったが、午前0時すぎ、本命のタマンがヒット。急いで竿を取り、ファイト開始。大物タマンを想定した大物用のタックルで強引に寄せると1分ほどで73センチ、4.68キロがあっさりと釣れた。

 その後は夜明けを迎え、帰り仕度をしていた午前7時に2回目のアタリがあり65センチ、4.3キロのタマンが釣れた。 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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