メルセデスAMG、新型GT3カー投じる2020年シーズンのカスタマープログラムを発表

 メルセデスAMGは6月18日、新型コロナウイルスの影響を受けて開幕が延期されている2020年シーズンのGT3カスタマープログラムを発表した。

 メルセデス陣営のこの発表は、同日に行われたブラックファルコンの主要GT3レースからの撤退と、フバート・ハウプト率いるハウプト・レーシング・チーム(HRT)の設立および体制発表に続くもの。

 このなかで同ブランドはトタル・スパ24時間レースで、フェリペ・フラガ、ラファエル・マルチェッロ、ティムール・ボーガスラフスキーを起用するAKKA ASPチームをサポートするとアナウンス。
 
 また、ADACトタル・ニュルブルクリンク24時間ではゲットスピード・パフォーマンスが走らせる3台のメルセデスAMG GT3の内の1台をサポートし、ワークスドライバーであるマルチェッロ、マキシミリアン・ゴッツ、マキシミリアン・バークをファビアン・シラーのチームメイトとして送り込む。
 
 この他、ADAC GTマスターズではカスタマーチームのHTPウィンワード・モータースポーツ、トックスポーツWRTと独立チームのザックスピードから計5台のメルセデスAMG GT3が登場することが明らかにされた。

「新型コロナウイルスに対応する主催者の衛生面での配慮と当局の協力よって、モータースポーツをレーストラックに戻すことできることをうれしく思う」と語るのは、メルセデスAMGのカスタマーレーシング責任者のステファン・ウェンドル。

「計画した活動のなかで、私たちはこれらの制限のなかで可能な限り最善を尽くし、イベントが実施されることを確実にするためにあらゆる努力をしていく」

「当社の従業員、顧客、関係者全員の健康と安全が最優先事項だ」

「レースの多くは限られたメディアと無観客で開催されるが、それは正常な世界に戻る重要なステップであると考えている」

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