『今宵、212号室で』妻に訪れる最大のピンチ!もしも永遠のライバル"夫の初恋相手"がかつての姿で急接近したら...!?

恋がいっぱい。でも、愛は⼀つだけ。

マリアは、結婚して 20 年になる夫リシャールと⼆⼈暮らし。今ではすっかり“家族”になってしまった夫には内緒で、密かに浮気を重ねていたが、ある⽇ついにバレてしまう。怒ったリシャールと距離を置くため、マリアは⼀晩だけアパルトマンの真向かいにあるホテルの212号室へ。窓越しに夫の様⼦を眺めるマリアのもとに20年前の姿をした夫が現れ、さらには元カレたちも次々と登場、そのうえ夫の初恋相⼿のピアノ教師までもがかつての姿でやってきて、愛の魔法にかかった不思議な⼀夜が幕を開けた。もしもあの時、あの恋が成就していたら? かつての恋の思い出が脳内を⾛⾺灯のように駆けぬけたあと、マリアが⾒つけた真実とは?

主⼈公マリアは、結婚 20 年⽬になる夫を愛してはいるのだが、ひそかに浮気を重ねている。そんなマリアの元に訪れた、過去の夫、歴代の元カレ、そして夫の初恋相⼿。突如現れた“永遠のライバル”に、⾃分のことを棚に上げて嫉妬す るマリア。そんな⾃由奔放なキャラクターの主⼈公なのだが、「⾃分勝⼿なのに憎めない主⼈公がチャーミングでした」(海野つなみさん【漫画家「逃げるは恥だが役に⽴つ」】)、「マリアを愛おしく思えるのは、私が⼤⼈になったからに違 いない」(ジェーン・スーさん【コラムニスト・ラジオパーソナリティ】)との声も。

“212 号室”に突如現れたリシャールの初恋相⼿の元ピアノ教師イレーヌは、彼が15 歳の時からマリアと結婚するまで付き合っていた元カノでもある。イレーヌはリシャールを⾃分好みの男に育て上げたのにマリアに奪われてしまい、未練がましく思っているようだ。若き⽇のリシャールはマリアの浮気をなじり、思わず「もしもイレーヌを選んでいたならば...」と嘆く。その⾔葉に嫉妬するマリア。⾃⾝の浮気を棚に上げて「結婚は間違いだったということ?」と問い詰め、リシャールはうろたえる...。マリアはそんな煮え切らない態度を⾒かねて思わず、イレーヌに「向かいの夫に会いに⾏けば? 情けない姿に驚くわよ」と⾔うと、イレーヌはすぐに向かいの妻に訪れる最大のピンチ。もしも永遠のライバル“夫の初恋相手”がかつての姿で夫に急接近したら…!? 傷⼼中のリシャールの元に向かってしまう。20 年越しの再会となる 2 ⼈だが、イレーヌはリシャールにとって、⻘春の⼤恋愛のお相⼿。由々しき事態になったことに気づいたマリアは、イレーヌの⾏く⼿を阻もうとするが、時すでに遅し。果たして、かつての姿で現れた初恋相⼿にとったリシャールの⾏動とは...?

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