「おもちゃ病院」に“入院”増える ふれあいセンター

壊れたおもちゃを診察する「おもちゃドクター」(左)=長崎市、上長崎地区ふれあいセンター

 壊れたおもちゃを修理する「長崎おもちゃ病院」(橋口正徳会長、39人)が20日、長崎市片淵1丁目の上長崎地区ふれあいセンターで開かれ、市民が動かなくなったロボットやラジコンカーなどを持ち寄った。
 同病院は、40~80代の「おもちゃドクター」と呼ばれるボランティアスタッフで運営。毎月2回、原則無料で修理や相談を受け付けている。
 同日は開院と同時に、おもちゃを手にした親子連れなどが会場を訪れた。ドクターの“診察”を受け、その場で修理ができるものもあれば、部品交換や時間がかかるものは一時預かって“入院”するケースもある。
 橋口会長によると、毎回50~100件の持ち込みがあり、最近は電子機器が多く、入院が増えたという。三芳町の主婦、高野浦さん(32)は音が出なくなった知育玩具を持ち込み、診察の結果は入院。「1歳の子どもが好きなおもちゃなので、治ったらまた遊ばせたい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社