対馬高 オンラインで進路ガイダンス 私大など30校と質疑

ビデオ会議を通じて学校説明を受ける生徒=対馬高

 新型コロナウイルス感染防止策の一環として、県立対馬高(田川耕太郎校長、421人)は15日、同校と県内外の私大、短大、専門学校とをビデオ会議アプリでつないだ「オンライン進路ガイダンス」を初めて開催した。各校の担当者が来島する必要がなかった今回は、昨年度の18校を大きく上回る30校が参加した。
 同校は県高総体が終わる6月中旬に気持ちの切り替えを図ろうと、昨年度から3年生全員を対象に進路ガイダンスを開始。昨年度は長崎、福岡、佐賀の3県から計18校の担当者を招くなどして開いた。
 本年度は新型コロナ問題を受け、オンラインでの開催を各校に打診。昨年度は招くことができなかった熊本、大分の私大や、県内の歯科衛生士専門学校などからも協力を得ることができた。
 今回は3年生を中心に、計66人がオンラインガイダンスに参加。「外国語系」「美容・ブライダル系」など12分野に分かれ、各校の担当者が受験制度などについて説明したほか、質問に答えた。
 長崎外国語大の説明を受けた3年生の望月菜々子さん(17)は「複数の外国語を勉強できることが分かった。将来は空港のグランドスタッフを目指しているので、受験の参考にしたい」と話した。
 3年生のうち、国公立大進学希望者や就職希望者ら計約90人は同日、来校した予備校や就職コンサルタント関係者らの講演を聞いた。

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