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9月末の打ち切りも囁かれる『バイキング』(フジテレビ系)ですが、MC・坂上忍さんのゲストの話をさえぎる独善ぶりや、コロナ禍以前の人混みを自粛期間中に見せかけたヤラセ報道など、数々の“汚名”を着せられています。
そんな「汚名を返上」し、「名誉を挽回」しなければならない時期に、番組で“イタすぎる発言”が飛び出しました。
それはゲストの元宮崎県知事・東国原英夫氏からでした。
番組では、東京地検が、河合克行衆議院議員と妻の案里参議院議員を買収容疑で逮捕したことを受け、臨時会見を開いて、広島地検と異例の合同捜査姿勢を取ったことを伝えます。
黒川弘務前検事長の賭けマージャンでミソをつけた検察に対して、東国原氏がエールを送りたかったのでしょうか、なんと、こう言い放ったのです。
「検察は“汚名挽回”で頑張っている」
汚名挽回??? …汚名を挽回してどうするの? …そんな明らかな間違いに気づいた視聴者も多かったでしょう。
汚名は挽回するものではありません。“返上”するものです。
それでも“挽回”したいのなら、“名誉挽回”と言うべきところです。
とはいえ、間違いやすい日本語の熟語として、よく取り上げられる例なので、元宮崎県知事だからといって一方的に責めるのは酷でしょう。
当然、番組内で誰かツッコむか、あとから訂正が入るかと思いきや…。
MCの坂上さんはもちろん(?)、番組からも一切の訂正が入りません。
これは、誰も気づかなかったのか、気づいたとしてもスルーしていいと思ったのでしょうか…。
前者であれば、ワイドショーとはいえ、社会的問題を扱う報道スタイルを取る資格はなく、後者であれば、視聴者をバカにしすぎです。
いずれにせよ、多くの視聴者がこの間違いに気づきました。
結果、SNS上では「汚名挽回」がトレンド入りする始末です。
「いっそのこと、汚名を挽回したバイキングには名誉を返上してほしい」
「もう一度、検察に汚名を着てほしいというブラックジョークでは…?」
SNS上でもいじられまくりの『バイキング』ですが、9月末の打ち切り説も飛び出しており、もはや“死に体”といっていい状態です。
このままでは『バイキング』にとどまらず、フジテレビ、ひいてはテレビ局全体の信用を失い続けて、“汚名返上”も“名誉挽回”もできないレベルになるような気がします。(文◎編集部)