きょう22日(月)は、活発な梅雨前線の影響で、沖縄・奄美で局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降っているが、今後は伊豆諸島でも大雨のおそれがあり、警戒が必要だ。また、雨が降る関東は梅雨寒になる一方、晴れる西日本では真夏日になる所が多く、東西で気温差が大きくなる見込み。
沖縄本島に記録的短時間大雨情報
南西諸島から本州の南海上に停滞する梅雨前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になっている。沖縄県本部町付近では、午前3時30分までの1時間に約110ミリの災害につながるおそれのある猛烈な雨が解析されたとして、気象庁は記録的短時間大雨情報を発表した。
沖縄・奄美の雨は午前中にピークを超える見込みだが、今後は梅雨前線上の低気圧が近付く伊豆諸島でも雷を伴った非常に激しい雨の降るおそれがあり、沖縄・奄美、伊豆諸島では土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫に警戒・注意し、竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要だ。
関東は雨の月曜日、梅雨寒に
梅雨前線の北上に伴い、関東甲信から東海にかけて雨が降り、梅雨空が戻る。関東南部を中心に、雷を伴って雨が強く降る所もあるため、落雷や突風、ひょうなどに注意したい。
また、海からの冷たく湿った風が吹く関東では、朝よりも雨が本降りとなる午後の方が気温が低くなる所が多く、梅雨寒となりそうだ。
西日本は梅雨の中休み続く
高気圧の圏内で、西日本は晴れる所が多く、夏至直後の強い日差しが照り付けそうだ。北陸から北日本にかけては雲が多く、北日本の太平洋側では雨の降る所があり、涼しくなりそうだ。
西日本では真夏日続く 関東も週後半は暑さ復活
海からの涼しい風が吹く、関東から北の太平洋側では平年並みか平年を下回る所が多い。特に関東は昨日との気温差が大きいため、注意が必要で、外出の際は傘とともに、長袖の羽織るものがあるとよさそうだ。
一方、晴れる西日本は、最高気温が30℃を超える真夏日の所が多く、久留米(福岡) ・日田(大分)、佐賀は33℃まで上がる予想だ。紫外線対策とともに熱中症にも十分に注意したい。
＜22日の予想最高気温(前日差)＞
札幌 20℃(-2℃) 6月上旬並み
仙台 23℃(-1℃) 平年並み
東京 22℃(-5℃) 5月上旬並み
名古屋 27℃(-2℃) 平年並み
大阪 29℃(±0℃) 平年並み
福岡 31℃(+3℃) 7月中旬並み
那覇 30℃(-2℃) 平年並み
今週は、沖縄は戻り梅雨で雨や曇りの日が続き、ぐずつきそうだ。西日本でも週の後半には梅雨空が戻る見込み。
また、関東では、週の半ば頃から最高気温が30℃を超え、体に堪える暑さとなりそうだ。急に暑くなるので体調管理には十分に気をつけたい。
（気象予報士・海老原美代子）
