対馬市の比田勝尚喜市長は22日、新型コロナウイルスの感染防止と島内経済振興の両立に向け、今夏にも庁内に「緊急経済対策推進室」を新設する方針を明らかにした。
定例市議会一般質問で、波田政和議員(会派つしま)と小島徳重議員(同)に答えた。
市総務部によると、市しまづくり推進部政策推進課内に新設し、健康づくり推進部や観光交流商工部などの職員数人を所属部署との兼務で配置する。新型コロナで打撃を受けた観光業などへの支援策として、国が取り組む「Go To キャンペーン」への対応などに当たる。
比田勝市長は答弁で「経済対策や新型コロナ第2、3波に備えた感染防止体制を構築する。組織全体の横連携を強化し、スピード感を持った施策展開ができる組織体制の構築を進める」と述べた。
また、比田勝市長は小宮教義議員(創政)への答弁で、現在は1人の副市長について2人体制にしたい考えを示した。同市の副市長の定数は条例で「3人以内」と定めている。
対馬市 コロナ受け「緊急経済対策推進室」設置へ
- Published
- 2020/06/23 11:28 (JST)
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