要注意!中古品をフリマなどで買うときに見落としがちなポイント

ネットオークションやフリマアプリを利用する人が増えて、中古品を買うことも一般的になりつつあります。ただ中古品は新品とは違って、傷や汚れがあったり、パーツがなかったりと、言ってみれば「訳あり」商品です。そのため購入するときには必ず確認しておく大切なポイントがあります。今回の記事では、買ってから後悔しないように、そしてトラブルにならないための中古品のチェックポイントを紹介していきます。


新品を買う前に中古品をチェックする人は半数

ミュゼマーケティングが行った調査によると(調査期間:2020年3月30日~2020年4月5日、調査対象:全国20~34歳の女性、調査人数:574名、調査方法;インターネット調査)、52%が「購入・販売とも経験がある(52%)」と回答、「購入のみの経験がある」も16%という結果になりました。また「新品のものを購入する際、中古相場を確認してから購入していますか?」の質問に対しては「確認している」が51%となり、半数が中古市場を見ていることがわかりました。もし欲しい商品が中古で売っていればそれを購入するといった、お得な方法をとる傾向があることがわかりました。

必ずチェックすべきポイントは

新品を買う前に中古品を見て、「新品じゃなくても全く問題ない」とわかった場合、そのまま中古品を買うことになります。ただその前にチェックすべきポイントがあるので改めて確認しておきましょう。

【購入時期】
例えば化粧品の場合には、肌につけるものなので商品の状態は気になりますよね。それと同じくらい、「いつ買ったものなの?」と購入時期を気にする人も少なくありません。仮に未使用であっても2年前に買ったとなると、ちょっと抵抗を感じてしまうかもしれません。他にも洋服や靴なども、いつのモデルなのかは気になりますよね。購入から時間が経つと劣化してしまうこともあり、購入時期は必ず確認しましょう。

【使用期間や使用回数】
商品をどのくらいの期間使ったのか、何回使ったのかも確認しておくと安心です。洋服ならば「1シーズン」「週に1回のペースで半年間」や「10回」などで商品の状態がなんとなくわかります。これは商品の使用感にも繋がってくる部分ですよね。ただ出品者が使用期間などを覚えていなかったり、曖昧だったりすることもあるので、その場合の使用感は写真や商品説明から読み取ることが必要です。

【傷や汚れ】
傷や汚れに関しては、もはや絶対に確認すべきこととして浸透していると思います。新品未使用であっても、購入してから時間が経っていると経年劣化をしている可能性もあります。写真や商品説明でチェックして、気になることは遠慮なく出品者に質問をしましょう。

見落としてはいけないこと

中古品を買う場合、先ほどのチェックポイントは必須なのですが、それ以外で見落としてはいけないこともあります。

【洗濯表示】
これは洋服などにおいてですが、私自身が結構気にしています。新品の場合には、洗濯についてある程度表示されているのですが、個人が出品する中古品では書かれていないことが多いのです。でも自宅で洗濯ができるのか?クリーニングに出す場合は普通のコースで大丈夫なのか?など気になる点は意外と多いものです。特にクリーニングに関しては、ごく一般的なコースでいいのか、それとも特別なコースになるのかでクリーニングの料金が違います。買った後の維持費も含めて考えた場合、洗濯表示は意外と重要ですよ。

【付属品が揃っているか。足りないものがあるか】
付属品に関しては、なくても困らないこともあります。例えば家電の場合、箱や説明書などはなければないでどうにかなります。でもケーブルなどがないとちょっと困ってしまいますよね。またパズルやプラモデルなどもパーツがないとちょっと困ります。一方でレゴやちょっとした子どものおもちゃであれば、一部のパーツがなくてもあまり支障がないケースもあります。ないと困る付属品に関しては、有無を必ず確認しておきましょう。

【保存状態(場所など)】
保存状態というのは、商品をどうやって保存していたのか?ということを含みます。例えば本は日のあたる場所に置いておくと日焼けをしてしまいます。洋服なども湿気が多い場所での保管になると、カビや匂いが気になることもあるでしょう。また出品者の家でペットを飼っているとか、喫煙する人がいる場合には、住んでいる人が気づかない匂いなどがついていることもありますから、その点も聞いてみるといいかもしれません。

中古品を購入する以上、それにはなんらかのダメージがあると思っていいでしょう。しっかり確認せずに購入してしまうと、自分が思っていた物と違う!となる可能性も否定できません。出品者に確認するのは面倒なことかもしれませんが、自分のためだと思ってしっかり確認して納得した上で購入するようにしましょう。

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