中野BC・梅とゆずのリキュールがフランスで初の金賞

海南市の酒造大手・中野BCが、フランスのお酒のコンクールに出品した「紀州のゆず梅酒」が、リキュール・スピリッツ部門で最高位の金賞を受賞しました。日本製のリキュールが最高位を受賞するのは大会史上初めてとなります。

「紀州のゆず梅酒」は、紀州南高梅(なんこううめ)で仕込んだ梅酒に、国産のゆず果汁を加えた香りとすっきりとした後味が特徴の梅酒です。

このほどフランスで開かれた第10回リヨン・インターナショナル・コンクールのリキュール・スピリッツ部門で、中野BCの「紀州のゆず梅酒」が、エントリーした268のお酒の中から最高位の金賞に輝きました。

日本製リキュール初の快挙に、中野BCの中野幸治(なかの・こうじ)社長は「14年前に私が初めて開発した原点となる梅酒が世界で評価されたのは非常に喜ばしく、世界的にもゆずが好まれていることが評価を頂けたと思います」とコメントしています。

また、中野BCの梅酒杜氏(うめしゅとうじ)・山本佳昭(やまもと・よしあき)さんも「非常に嬉しいです。しっかり作りこんだ本格梅酒とゆずの融合作品が選ばれたのは、作り手冥利に尽きます」と喜びを語りました。

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