バンモデルを廃止しワゴンモデルのみに
3代目 ジムニー JB23は、伝統的な基本構造こそ受け継がれたが、リーフスプリング式サスペンションから、全モデルコイルサスペンション式に変更された。
また、トランスミッションのギヤ比は、先代に当たるJA11よりもハイギヤード化され、よりオンロードでの使いやすさを重視。さらに、幌を装備するモデルもラインナップから消滅し、3ドアワゴンに一本化されている。
少しずつ育て上げられたジムニー JB23
スズキ ジムニー JB23は、登場から地道に改良を実施し、生産終了までに10回の改良および改善、マイナーチェンジが施された。
3代目 ジムニーが辿った改良は次の通り。
1型:1998年に登場した初期型
2型:排出ガス規制に対応する変更とABSの全車装備
3型:ABSのユニット変更、4WDモデルと2WDモデとの差別化
4型:エンジンの改良
5型:トランスファーのスイッチ化やギアレシオの変更
6型:ドアミラーの変更
7型:エンジンのシリンダーヘッド改良で低中速トルク改善
8型:リアシートベルトやシート表皮の変更
9型:保安基準の改正に伴いエンジンフードの構造を変更し、高さを上げた
10型:シート表皮とメーターデザインの変更が行われ、一部デジタル表示が取り入れられた
1998年から約20年にわたり製造販売され、コツコツと改良を重ねてきた3代目 JB23型ジムニーは、2018年に4代目へモデルチェンジした。
スペックや価格
■全長×全幅×全高:3,395mm×1,475mm×1,680-1,715mm
■エンジン:直列3気筒 658cc 水冷4サイクル DOHC ターボ K6A型
■トランスミッション:4速AT/5速MT
■駆動方式:FR/パートタイム4WD
■販売期間:1998年~2018年
■価格:99万8000円~141万6000円(1998年)