カージナルスの救援右腕・ブレビアがトミー・ジョン手術

カージナルスの救援右腕、ジョン・ブレビアが今月上旬にトミー・ジョン手術を受けていたことが明らかになった。ブレビアは今年3月に右肘の痛みを訴え、PRP注射による治療を受けていたが、投球練習を再開した際に右肘の状態が回復していないことが発覚。トミー・ジョン手術を受け、60試合制で行われる2020年シーズンを全休することが確実となった。

現在30歳のブレビアはメジャー3年目の昨年、自己最多の66試合に登板して72.2回を投げ、3勝4敗、13ホールド、防御率3.59、87奪三振をマーク。今年はカルロス・マルティネスが先発に復帰するため、ジョーダン・ヒックスがトミー・ジョン手術のリハビリから戻ってくるまでのあいだ、ライアン・ヘルスリー、ジオバニー・ガジェゴス、アンドリュー・ミラーらとともにクローザー候補の1人に挙げられていた。

ジョン・モゼリアック野球部門社長は日本時間6月25日、Zoomによるメディア対応を行い、ブレビアが2020年シーズン全体を故障者リストで過ごす予定であることを明言。今年出場できる選手は各球団最大60人に制限されるが、ブレビアがその60人のリストに含まれない見込みであることを明らかにした。

ヒックスはすでに投球練習を再開しており、シーズン開幕後の早い段階で復帰できる可能性もある。もちろん、開幕に間に合う保証はなく、カージナルスは昨年急成長を遂げたガジェゴスや経験豊富なミラーあたりを暫定的なクローザーに据えて2020年シーズンの開幕を迎えることになりそうだ。

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