大台町で1000本事前伐採へ 災害時の倒木による停電防止 

台風などの自然災害時に、倒木による停電を未然に防ごうと現在、三重県大台町では倒木の恐れのある木の事前伐採が進められています。24日、伐採作業が報道関係者に公開されました。

三重県と中部電力パワーグリッドが連携して進めているもので、過去の被災状況から停電の恐れがある危険木のある地域をリスト化し、候補地となった市町と共に伐採作業を行っています。

最初の伐採場所となったのは今年4月に協定を結んだ大台町で、7月までに町内3カ所で約1000本が伐採されることになっています。

大台町では一昨年、台風の影響で3度の停電があり、最大60時間の停電が発生するなど大きな被害があったことから、事業を通して災害に強い森林づくりも進めたい考えです。

三重県によりますと、大台町以外にも3つの市町と協議を進めていて、三者協定が締結できれば年度内に事前伐採を完了する方針です。

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