エンゼルス・マドン監督 大谷の登板は週1ペースを予定

エンゼルスのジョー・マドン監督は日本時間6月25日、電話でのメディア対応を行い、現時点ではチーム内に今年プレーしないことを選択する予定の選手がいないことを明らかにした。マイク・トラウトは妻のジェシカが妊娠中で8月に出産予定だが、マドンはトラウトが今年プレーしない可能性について一切何も聞いていないという。マドンは「まだ何も聞いていないけど、近いうちに話があるかもしれない。何が起きても、我々は理解してあげるつもりだよ」と語り、各選手の判断を尊重する姿勢を示した。

マドンは電話でのメディア対応を行った30分間でチームの現状についてコメントした。今年から本格的な二刀流を再開する予定の大谷翔平は、週に1度のペースで先発することが想定されており、エンゼルスは6人制ローテーションで2020年シーズンの開幕を迎える可能性が高い。番記者のレット・ボリンガーは、エンゼルスが大谷に無理をさせないことを想定し、大谷が指名打者として出場するのは週に3~4試合程度になると予想している。

また、3月の時点でコンディション面に不安を残していたグリフィン・キャニングとフェリックス・ペーニャの両右腕は健康な状態を取り戻しており、開幕時のピッチング・スタッフに加わることになるだろう。エンゼルスは今年、開幕時点の30人ロースターに加えて20人の予備選手を準備する方針だが、マドンによると、その合計50人の半数にあたる25人前後が投手になる見込みだという。

さらに、異例の短縮シーズンとなる今年を勝ち抜くためのポイントとして、「不便かつ不快な状況のなかでも戦い抜くメンタルの強さ」を挙げた。

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