最新の順位予想 ドジャース38勝、ヤンキース37勝

データサイト「FanGraphs」のダン・シンボースキーは、60試合制で行われる2020年シーズンの順位予想の最新版を公開した。「他地区との対戦なし」「ナ・リーグでも指名打者制を導入」など例年と異なる形式で行われる2020年シーズンを、成績予想システムを使用して分析。その結果、ア・リーグはヤンキースが37勝23敗、ナ・リーグはドジャースが38勝22敗でリーグ最高勝率をマークするとの予想が出た。

今回の予想によると、ア・リーグ東部地区はヤンキース(37勝23敗)、ア・リーグ中部地区はツインズ(35勝25敗)、ア・リーグ西部地区はアストロズ(36勝24敗)、ナ・リーグ東部地区はブレーブスとナショナルズ(34勝26敗)、ナ・リーグ中部地区はカブス(32勝28敗)、ナ・リーグ西部地区はドジャース(38勝22敗)が最高勝率をマーク。ブレーブスとナショナルズは一発勝負のタイブレーカーを行い、勝者が地区優勝、敗者はパドレス(32勝28敗)とのワイルドカード・ゲームに回る。ア・リーグのワイルドカード・ゲームはレイズ(35勝25敗)とインディアンス(34勝26敗)の対戦となった。

シーズンが大幅に短縮されて60試合制となったため、春の時点で「ポストシーズン進出確率90%以上」と予想されていたヤンキースやドジャースは、その確率が大幅に低下。ヤンキースは66.5%、ドジャースは73.0%にとどまっている。また、ナ・リーグ東部地区やナ・リーグ中部地区のように上位4チームがポストシーズン進出確率30%以上と予想されている地区もあり、番狂わせが起こる可能性が示唆されている。

60試合制であれば、予想外のチームが開幕直後の勢いのままゴールテープを切るような事態が発生しても決して不思議ではない。2020年シーズンはどんな結末が待っているのだろうか。

なお、今回の順位予想は以下のようになっている。

ア・リーグ東部地区
1位 ヤンキース(37勝23敗)
2位 レイズ(35勝25敗)
3位 レッドソックス(30勝30敗)
4位 ブルージェイズ(27勝33敗)
5位 オリオールズ(19勝41敗)

ア・リーグ中部地区
1位 ツインズ(35勝25敗)
2位 インディアンス(34勝26敗)
3位 ホワイトソックス(31勝29敗)
4位 ロイヤルズ(26勝34敗)
5位 タイガース(23勝37敗)

ア・リーグ西部地区
1位 アストロズ(36勝24敗)
2位 アスレチックス(33勝27敗)
3位 エンゼルス(30勝30敗)
4位 レンジャーズ(27勝33敗)
5位 マリナーズ(22勝38敗)

ナ・リーグ東部地区
1位タイ ブレーブス(34勝26敗)
1位タイ ナショナルズ(34勝26敗)
3位 メッツ(31勝29敗)
4位 フィリーズ(30勝30敗)
5位 マーリンズ(24勝36敗)

ナ・リーグ中部地区
1位 カブス(32勝28敗)
2位タイ ブリュワーズ(31勝29敗)
2位タイ カージナルス(31勝29敗)
2位タイ レッズ(31勝29敗)
5位 パイレーツ(26勝34敗)

ナ・リーグ西部地区
1位 ドジャース(38勝22敗)
2位 パドレス(32勝28敗)
3位 ダイヤモンドバックス(30勝30敗)
4位 ロッキーズ(26勝34敗)
5位 ジャイアンツ(25勝35敗)

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