![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/649067661760316513/origin_1.jpg)
27日のサッカーJ2再開を前に、V・ファーレン長崎の手倉森監督が25日、テレビ会議アプリで取材に応じて「サッカーができる喜びを感じているが、喜びだけではいけない。一番は勝敗を意識している。中断しても、今年こそはという志を忘れていない」と改めてJ1昇格へ意気込んだ。
J2は2月23日の第1節以降、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて約4カ月にわたり中断。第2節以降の試合スケジュールと対戦カードをすべて見直して再開する。
6カ月間で41試合を消化するという過密日程となるが、V長崎は中断期間中にしっかりと準備ができた様子。指揮官は「チーム内に切磋琢磨(せっさたくま)が生まれている。いきなり連戦になってもいい状態」と選手層の厚さに自信を深めている。交代枠が通常の3枠から5枠に広がった点も踏まえて「全員に出場機会を与える戦いが必要」と年末まで続く長期戦を見据えた。
再開初戦は諫早市のトランスコスモススタジアム長崎に今季J3から昇格した北九州を迎えて、午後7時キックオフ。観客なしの「リモートマッチ」として行われる。
北九州はコロナに伴う混乱で他クラブよりも準備が遅れている印象もあるが、手倉森監督は「ものすごく攻撃的な布陣で、はい上がってきた強さがある。小林監督は思い切った策を打ち、逆境でこそ力を発揮する」と警戒を解いていない。注目されるスタメンについては「心技体が充実した選手を並べる。開幕メンバーからは確実に変わる」と宣言した。