新型コロナウイルスの感染拡大で深刻な影響を受けている観光業を支えようと、三重県は県内を周遊する旅行を対象にバス事業者と旅行業者を支援する補助金の募集を26日から始めます。
補助金の対象はバス事業者と旅行業者で、交付の主な条件として貸切バスを利用した事業であること、三重県民を対象に県内のみを周遊する旅行商品であること、またガイドラインの策定など新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底することなどが挙げられています。
補助額は、バス事業者が貸切バス1台あたり上限1日6万円で、1事業者あたり上限120万円です。
旅行業者は旅行1件につき上限8万円で、1事業者あたり上限40万円となっています。
補助金は、7月から来年3月末の旅行を対象に26日から申請を受け付けます。
三重県の鈴木知事は25日の定例記者会見で、旅行者が安全安心な場所を求めていることや過去に県外でバスガイドが新型コロナウイルスに感染したことから、バス事業者が警戒され苦しんできたことなどを例に挙げました。
なお三重県は、7月中旬以降、県民と近隣県の住民を対象とした割引クーポンの発行や全国を対象とする国のキャンペーンと連携した取り組みを順次実施する方針です。